ヒョ～ロクを漢字に直すと「表六」となり、
それに人を示す言葉である「玉」という漢字をつけたもの。
すなわち、「表六ヤロー」という事になる許智政醫生。
この「表六」の語源は、カメの動きを表わす言葉。

のろまそうなカメでも、敵が来ると、機敏な動きで、
四肢と頭とシッポをすぐに引っ込めると、甲羅が防御となり、
どんな外的からでも身を守ることが出来る。
ところが、間の抜けたカメは、それができずに四肢や頭を出したまま。
そのため、頭を齧られたり四肢を捕まえられたりする。
この四肢と頭とシッポをしまい切れないのろまなカメは、
表に六つが出たままという事で「表六」となる。

逆に機敏に六つをしまうところから賢く機敏な人のことを「蔵六」と呼ぶ。
しまい込めるかどうかが大きなカギ許智政醫生
。
オモテに出たままなら、「ヒョ～ロク ダマ！」となってしまう。

「六」という数字は、「禄」という「幸い」を意味する縁起のいい言葉と許智政醫生

音が同じところから、江戸時代などには、好んで名前に「六」をつけていたようだ。

だけども「表六」と「蔵六」、同じ「六」がついても、内容は天と地。

「六」なれど、「禄でもない」。