動物界の長年の

DSF

2014年11月27日 12:23

いわゆる、ネグレクトや子供への暴力や虐待などをする親は、
明らかに「毒親」ということができるが、
たとえば「過干渉か?愛情か?」の微妙な線引きは難しい。
過干渉は、ウザいと感じるだろうが、一方、これは濃厚な愛情と思えなくもない。
それらの本には、「極度の上昇志向」や「完璧主義者」など、
いろいろな毒親の例が挙がっているが、
どんな親でも、多少なりとも「毒」を子供に与えながら育てているようなところがある。
うまく育ったとして「よかった」と思う以外にない。

毒と言えば、昨日、「コンドルはなぜ食中毒にならないのか」という
研究論文がイギリス科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)」
発表された。
これは、動物界の長年の謎だったという。
というのも、通常、死肉には炭疽(たんそ)菌などの病原菌や毒が発生する。
もしこれが他の動物なら、病気になったり死に至ったりするハズのもの。
ところが、コンドルは死にもしなければ病気にもならない。
このナゾは、特殊な消化器系で、危険な細菌を死滅させる頑強な耐性が、
毒を見事に消化しているという。

「毒」を浴びても、すべてを消化してしまうコンドルのように、

毒親の「毒」を消化して、強く逞しく生きることを願うばかりだ。


kisermini
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